Thursday, May 08, 2008

記憶 #005 アイスキャンディー

 アイスキャンディー「二つ割りのソーダ・アイスキャンディー」。
高校生のころの話..高校3年生の夏・当時、交際していた彼女が家出をしてしまい。行方が判らなくなってしまったことがある。その当時、彼女の同級生だった女の子(T子)と一緒に、彼女の居そうなところを、宛もなく思い当たるところを色々と探しまわったことがあった。ママチャリ自転車が流行りはじめたころで、通学で使っていたそのママチャリに二人乗りして数日間、あてもなく探し続けた...。照りつける太陽・目映い空と海岸線の道路...。
結局、彼女は見つからないまま夏は終わった..。
その後、知ったことだが...彼女は遠い親戚のいる大阪へ行っていたみたいだった。
 そんな出来事から10年くらいたった頃。彼女の親友だったT子に偶然会った。昔のことを思い出し思い出話に花が咲く..当然のことながら、あの夏の思い出話も...。猛烈な日差しの中を汗だくになって自転車に乗って探しまわったこと、そして、その途中で小さな食料品のお店に立ち寄って、ポケットの中にあった100円玉で一本のアイスキャンディーを買い、…ふたつに割り…それを仲良く分け合って....ほおばったこと...彼女はその思い出を懐かしそうに語る。でも..なぜか..その出来事を思い出せなかった。彼女はとても悲しそうだった。 夏になって 二つ割りのソーダ・アイスキャンティーを見ると、このことをよく思い出す。 夏の日差しの中・目映い空と海岸線の道...そしてそのT子の悲しそうな顔

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